えー、レモーンズですが、この度、解散することになりました。
去る9/20(土)のLive終了後にリーダーから切り出されました。
その後、解散について、ちゃんとした話し合いの場は結局設けられず、
そのまま決定となりましたが、
後日、リーダーに貸していたストラップを返してもらいにリーダー宅に行き、
その時に5分程度解散について話をしました。
リーダー曰く「やってて楽しくない」とのこと。
言っていること、わからなくはないが、じゃあ具体的にどうしたかったのか?
「楽しくやる」にはどうしたかったのか?
「定期的に集まって練習してLiveして」、という活動を継続して繰り返してたら、
バンド開始当初の「音出せて楽しいねー」という感覚はいつまでも続かない、
それだけでは飽きて倦怠してしまう。
このバンドも開始当初のその感覚はとっくに通過しているし、
実際、1年以上前から、既に倦怠的空気が流れていたのも事実だと思う
(時期的には去年5月のRoyedでのLiveの準備期間辺りから)。
わたくしは「個々がアイディアをどんどん出して、工夫して意欲的にやっていく」
という風に進めたかったし、それがわたくし的な「楽しくやる」であった。
わたくしの場合、「倦怠期に入ったからこういう風に切り替えましょう」
と意識的に切り替えたのではなく、
バンドを始めて練習の回数も段々と重ねていって、曲もどんどん増えていった時期、
割とバンドはじめの頃からそういう感覚だったように思う。
別に仕事でこのバンドやっていた訳でも、プロ目指して活動していた訳でもない、
過去に対バンしたバンドの方々に「趣味でやってまーす」と思われても仕方のない、
ただ「楽しむ為に」始めたバンドである。
しかしそんなバンドでも、―――繰り返しになるが―――倦怠していた、
「音出せるだけで楽しい」で済まなくなっていたのは事実だし、
そうなった以上、多かれ少なかれ「楽しくやるにはどうすればいいか?」
という何らかの目的や意識を持つことは必要だったように思う。
今回の解散について、結局ちゃんとした話し合いはしなかったので、
それぞれがどう思っているのかはわからないが、
少なくともリーダーとわたくしの間でその感覚のズレがあったのは否めないと思う
(タイラモーンは両者の間で板挟み状態)。
まぁ、「楽しくやる」ことが出来なくなってしまった原因は他にも思い当たる節はあるが、
それはちょっとここでは書けないな。
それについて「俺が悪かった」と反省する部分もあれば、
「そうじゃない」と思う部分もあるし、その他諸々の理由でね(一体、何のこっちゃ?)。
今年に入ってからタイラモーンのドラムスは以前に比べ色々と試すようになり、
頑張っている・意欲的にやっている印象を受けていたのだが、
わたくしが比較的最近の曲で全然ラインを付けられない不調に入り、
それらの曲では追従できなかったことと、
わたくし的にやり直しの以前の曲をやり残したまま終わってしまうのが残念である。
結果的に、途中で投げ出すような形で終わることになってしまい、
個人的には、ある意味ビシッとやり切ってキレイに終わらせたかったが、
話し合いはしなかったのでどう思っているか結局は分からないけど、
多分、それも厳しい状態だったんでしょう。
まぁ、わたくしも前回の書き込みでも書いたが、
やり直し曲は恐らく難産で、どこまでやりきれるかわからない―――――
前回の"エンヴァケ"みたいに、ちっともやり切れてない状態で終わる可能性もあるし。
活動期間約2年半、所詮ラモーンズのカヴァー・バンドとして始めたのが、
これまで経験したバンド以上に「頭を使う」・ラインを自分で作っていくプレイをして、
それが楽曲の中である程度の効果が上げられた(と自分では自負している)のは、
個人的にとてもいい経験になったかなと思います。
今後、バンド活動をまたやるかどうかは全くわかりませんが、
仮にまたバンドをやることがあれば、レモーンズでの経験が
多かれ少なかれ、また良くも悪くも、何らかの形できっと役に立つでしょう。
-おまけ-
上記のストラップを返してもらったのと一緒に、
9/20(土)のLiveをリーダーがMD録音していたので、借りて家で聴いたのだが、
家の低音が全然出ないラジカセでは聴き取りにくいという難点はあるものの、
ベースの音がすっごいちっちゃい。舞台上とフロア上での音の落差に唖然。
その微かに聴こえるベースの音もピッキング・ノイズの音ばかりでなかなか酷い。
演奏中は「本番前に予想していたよりもまし」と
前回書き込みで書いたが、
実際は「思っていたよりも酷かった」というのがどうやら正確らしい。
鼻を折られましたな。
-ミヤラモーン-