三十路祭り

タイラレモーン

2007年10月17日 22:59

えー、去る9/30(日)はレモーンズ7回目のLive、@Web-Spaceでした。

イヴェント名『Power of One's Thirties! vol.1 ~30代の力~』。
30代のバンドばかりを集めてのLive。
30代ばかりのバンドと言うことで、
どんなバンドの方々が出るのかはわかりませんでしたが、
わたくしの幾つかの予想では、
「演奏はバッチリorそれなりに安定している」
「志向性が渋好みのレイドバック志向」
「パンク系バンドがいたとしても、少なくとも我々のような
技術も経験も工夫も足りないようなバンドはいないだろう
と予想していました。
前回Liveみたいに、気負い過ぎた上に、
強者バンドと対バンする心構えも特になしで臨んだら、
大怪我すること必至と懸念していたので、
今回は何も期待しない無心で臨もうと心掛けていました
(まぁ、"心掛けた"というより、現在のレモーンズの状況等から、
"そうなってしまった"という方がより正確)。

我々のリハが終わり、わたくしは私用で一旦帰宅した為、
他バンドのリハは1バンドしか見れませんでした。
で、本番で実際に他バンドを見ると、程度の違いはあれども、
我々以外、ハード・ロック/メタルを通過したと思われるバンド群で、
ベーシストはわたくし以外、全員5弦ベース使い
(まぁ、5弦ベースがハード・ロック好きの必須アイテムではありませんが。
ヘヴィ・ロック系では割と定番ですけど)。
Live全体の印象は、我々を除いて三十路祭りならぬ
ハード・ロック/ヘヴィ・ロック祭り状態(特にLiveの終盤)。

実際の演奏は、予想通り安定した演奏
(我々のすぐ後のバンドは、全体のまとまりやVo.等が今一つな印象でしたが、
個々の腕はそこそこありそうな感じ)。
って言うか、30代でそこそこバンド経験歴あれば、
これぐらいは演奏できて、ある意味当たり前なんだなって改めて思いました
(あくまでも"ある意味"ね。だからと言って、わたくしが5弦ベース使って、
スラップやってみたいとはあまり思いませんが)。

前回Liveで大コケして免疫が付いたのか、
または、ある程度は予想していたようなバンドが出たせいか、
落ち込んではいませんが、前回のLive時のような心境で臨んだら、
今回もおそらくズタズタだったことでしょう。



さて、今年に入って既に5回Liveをやり、
それらのLiveでヘヴィ・ロック系のバンドが必ず1バンドいて
(※5月のRoyedの時のバンドは確かレイジ~っぽいバンドだったような気が。
出番前でちゃんと見ていないんで余り覚えていません)、
その手のバンドと共演してきましたが、
前回~今回とLiveをやって、30前後のそこそこキャリアのあるこの手のバンドは、
対バン相手として非常に強敵であるということに気付きました。
前回Live前まで、この手のバンドは20代前半ぐらいに多いジャンルと思っており、
「うーん、若いねー。まぁ自分等とは別に関係ねぇや」って感じでしたが、
前回のわいせつ漁連との対バンで完全に一蹴。正直、ボコボコにされた気分でした。

この手のバンドを「ジャンル違うから関係ねぇ」で済ませることは簡単だし、
わたくしも特に好きなジャンルと言う訳でもないので、
このような感覚が全く無い訳ではない。
ただ、この手のバンド、演奏技術はやはりそれなりに兼ね備えてはいるが、
従来の古典的なヘヴィメタのような、テクニックが鼻に付くような曲や演奏ではなく、
テクニックよりもグルーヴ重視、圧倒的な馬力で蹴散らすような演奏、
もしこれがプロのLiveだったら、ラウド系の音楽が好きであればジャンルを問わず、
誰よりも客を暴れさせるであろうパフォーマンスをする点で、実に手強い
(個々、パンク的なテイスト、古典的メタルなテイスト、
そしてポップなテイスト等、それぞれの度合いはバンドによって様々ですが)。
仮にパンク好きの、Liveで暴れるのが好きな客がいたとして、
我々と前回~今回共演のヘヴィ・ロック・バンドを見て、どっちで暴れてくれるか?
ってなったら、我々はやはり完全に負けてるんではないかと思います。
即ち、ジャンルは違えども、ヘヴィ・ロック・バンドのこの馬力は脅威。
っていうか、特にポップ・テイスト/古典的メタル・テイストが希薄な場合、
ジャンルが違うと言うよりも、ある意味ジャンルが被っていると思った方がいいかも

別にヘヴィ・ロックやりたい訳でも、ラモーンズをヘヴィにしてやりたい訳でもないが、
前回~今回共演のヘヴィ・ロック・バンドのあの馬力は、
無視できる存在ではないんじゃないかなと思いました。
この手のバンドと張り合うには、今みたいなスカスカ/ポンコツな演奏ではまず駄目。
わたくしの頭の中のイメージでは、カーチェイスをして警官から逃走しているとして、
この手のバンドが、それ程高級車でもないが、適当には走れるエンジンを積んだ車で
少々荒々しい運転をして1つ2つ障害物にぶつかっても、
運転技術で逃げ切るのに対し、
我々は、同等もしくはそれ以上の車に乗って、しかもより平坦な道を走ってはいるが、
運転が下手クソで、すぐ何かにぶつけて自爆して捕まってしまうような感覚。

取り敢えず当面のわたくしの課題:
全編通してバテずに演奏できるようになること。

-ミヤラモーン-