場数
去る5/25(金)はレモーンズ5回目のLive、at Royedでした。
前回Liveで個人的にアウェイ気分を満喫させられたのに対し、
今回はそういった印象は特にありませんでした(地理的には思いっ切りアウェイですが)。
今回はジャンル的に、(我々も含めて)どちらかと言えばラウド系のバンドが多く集まり、
我々はまたしても負けてしまった感が個人的にあります。
そんなパンキッシュなバンドが集う中、一際異彩を放つトリのバンド、ダンボルギーニ。
楽曲の静から動への絶妙な流れ、正にヒューマン・ビート・ボックスと呼ぶに相応しい、
リズムのみで曲が成り立つんではないかと思わせるようなドラムス、
素朴なコード弾きから、サイケなエフェクト音、怒涛の轟音まで自在に操るギター、
これらが織り成す、非常に緊張感溢れる、
正にトリを務めるのに相応しいLiveをしてくれました。
御本人達は、客の余りにも真剣に見入ったりアクションに若干戸惑い気味で、
終盤、その流れを変えようとしたパフォーマンスをしていましたが、
個人的には最後まで同じような流れで演ったら、もっと良かったんではないかと思いました。
彼等には、沖縄のbloodthirsty butchersを目指して、
正にオルタナティヴな変幻自在の独自のロックを確立してほしいなと思いました。
今回のLive、個人的には「少しでも場数を踏む」こと以外、
前向きな動機付けがあまりありませんでしたが、
ダンボルギーニという素晴しいバンドを見れたことが思わぬ収穫でした。
-ミヤラモーン-